saoriの本音ビューティーブログ ママでも美しく

美容について正直に書きます。関係ないことも時々書きます。

パニック 障害 について ② 症状 ③ どのように現在(快方)に向かったか

前回の記事に引き続きパニック障害について書いていこうと思います。

今回は実際に私が経験した②症状③どのように快方に向かっていったかについてです。

②症状の中でも最も辛かったのが、動悸とそれによる息苦しさ、強い恐怖感です。酷い時は過呼吸へ進みます。さらに細かい症状をお伝えすると、手の震え、冷や汗、足に力が入らない等です。

発作が起こる時の条件は決まって直ぐに逃げられないような閉鎖的な空間でした。例えば電車、バス、会議室、映画館。歯医者での治療中や、渋滞に巻き込まれた車中、美容院や試験会場等。

正直、ここまでくると生活に支障をきたすレベルになります。電車に乗れなければ会社に行けない。でも出社はしなければいけない。本当に辛い日々でした。

心療内科からもらった動悸を抑える薬を服用しつつ、急な発作に対応できるようさらに精神安定剤を頓服として持ち歩きました。また、なるべく満員電車を避けるため、早い時間帯の電車に乗り、できる限り空いている車両を見つけました。それでも度々発作は起き、何度も途中下車をしながら、ギリギリ出社できていた状態でした。

ここからは③どのように快方に向かっていったかについてお話ししたいと思います。

パニック障害について書かれている本には、パニック発作が起きた時は『どうしよう、静まれ静まれ』と発作に抵抗するのではなく、『息が苦しくなってきたー!!さらにドキドキもしてきたぞー!!』とむしろ心の中で実況した方がいいと書いてありました。これはどういうことでしょうか。

今起こっている状況をなんとかしようとすればするほど症状は悪化し、パニック発作が起きたことを潔く認め、受け入れることで逆に落ち着くということです。ただしこの対処法が効くかどうかは当然人によりますが。。。

ただ一つ思うのは、パニック障害に対しての向き合い方としては、認めて受け入れてあげるという行為は有効であると私は考えます。

パニック障害は完治する』という記事をたくさん目にしてきました。その通りに完治する方ももちいると思いますが、私は完治までは行きませんでした。そもそも完治とは何をもっていえるのでしょうか。

現に私は今、発作が起きていませんが、映画館は端の席しか座れませんし、電車は快速に乗れません。観光バスにも乗れなければ、試験会場も出口付近でなければ座れません。

でもそれで良いと私は思います。風邪を引いた時や怪我をした時、人は必ず治すことをまず念頭に治療に当たると思います。心の病も最初は皆、治すことをゴールに治療するのだと思います。しかし、残念ながら心の病は厄介です。そう簡単にはいきません。それなら治すことにこだわるのではなく、病気とどう付き合っていくかということにシフトチェンジしたらどうでしょうか。パニック障害も自分の一つの個性として認め、受け入れてあげられた時に私は快方に向かって行きました。必死に治そうと思ってた時期が一番苦しく辛かったように思います。そう思えるまでに私自身何年もかかってしまいましたが・・・。

別に映画館の真ん中の席に座れなくてもいいじゃないですか。歯医者でじっと座ってることが心配ならあらかじめパニック障害だと言うことを伝えてしまえばいいんです。パニック障害は珍しい病気ではありません。私は旅行先では観光バスには乗らず、タクシーや電車を使って自由に観光します。電車の快速に乗れなくても各駅に乗れば時間はかかっても目的地には必ず辿り着きます。

パニック障害の治療法には、あえて苦手な状況に身を置き、徐々にならしていき、自信をつけるた方が良いと言われていますが、パニック障害前の状態まで完璧に戻すことを目指さなくてもいいと思うのです。

もちろんそうやって元の生活に戻れるのであれば何よりですが、治そうと焦ることが私は一番良くないと感じました。

 

私は現在結婚していますが、パートナーには全て理解してもらっています。パートナーに不自由させてしまう場面もきっとあるんだと思います。でもそれを苦だと思わないでいてくれる人がいるのも事実です。

まずパニック障害になった自分を認めてあげてください。繊細な自分を認めてあげてください。そうすればきっと心は少し軽くなるはずです。人間完璧でなくていいのです。

ではでは⭐︎